これからはじめるへら鮒釣り 【1】 よく「難しい」と言われるへらぶな釣りですが、現在では放流が進み魚の数が多くなったので、初心者でも気軽に楽しめる釣りと言えるようになってきました。ただ、へらぶな釣りの欠点は他の釣りと比べ、道具の種類が多く、それを揃えるのにお金がかかってしまうことです。
最初は、最低限の道具をそろえて簡単に釣れる釣り場に出かけるのがおすすめです。慣れてきたら、じょじょにいろいろな道具をそろえてください。まわりにへら鮒釣りをする人がいれば、余っている道具を借りたりもらったりするのもいいですね。
へらぶなは非常に大きくなる鮒で、50cm以上、60cm近いクラスまでいます。よく釣れるのは、20〜35cmほどの大きさです。
1 釣堀 へら鮒釣りの特徴として、他の釣りと違い多くの釣堀があることがあげられます。
それでも、以前よりは少なくなってしまいました。はるか昔には、よみうりランドやサマーランドにへら鮒の釣堀があった時代もありました。釣堀なら初心者も気軽に楽しめます。
2 管理釣り場 釣堀より広く、自然環境に富んだ所を「管理釣り場」と呼びます。
ただ、釣堀と管理釣り場の差ははっきりせず、明確な定義もありません。自然にできた三日月湖を利用した「小貝川吉野」や農業用の溜池を利用した「みのわだ湖」などもあります。
また、釣堀と呼ぶにはあまりにも大きいため「管理釣り場」に類されているところもあります。埼玉県羽生市にある「羽生吉沼」などは、大型のへら鮒が釣れる事で人気が高く、「椎の木湖」とともに、多くの釣り人が通います。場所を選べば、初心者も気軽に楽しめます。
3 野釣り 野釣りと呼ばれるへらぶな釣りも、最近ではすいぶんと変わってきました。
一応、野釣りに分類される三島湖や三名湖は、へら鮒の放流量が多く、ときには釣堀を凌ぐような釣果がでることも珍しくありません。
そういった意味では、純然たる野釣りというと、へらぶなの放流がまったくない、または少ないところがあげられると思います。
関東近隣では、山中湖、河口湖、相模湖、奥多摩湖などがあげられます。こういう釣り場は、あまり釣れませんが、独特の魅力があり固定的なファンもいます。北海道の大沼などはシーズンになると全国から釣り人が集まってくるほどです。
野釣りとされる釣り場は、初心者が1人で行くことは避けたほうがいいです。必ず、ある程度キャリアのある釣り人と一緒に行ってください。
カーボン竿と竹竿
現在では、ほとんどがカーボン竿が中心になってきました。一部には昔ながらの竹竿ファンもいますが、初めて購入するなら、迷わずカーボン竿にしてください。
釣堀や簡単な管理釣り場から始めるなら、8尺(2.4m)か9尺(2.7m)の竿を選んでください。
へらぶな釣りでは、竿を「尺」の単位で表すことがほとんどです。1尺=30cmと覚えておけばいいでしょう。
この後は8尺を購入した方は10尺、9尺を購入した方は11尺を揃えてください。
竿掛け
へらぶな釣りでは、他の釣りと違い「竿掛け」という道具を必ず使います。釣堀によっては、池にセットされているところもありますが、自分で持っていくほうが無難です。
竿掛けには、1本物、1本半、2本物などがありますが、これは長さの違いです。また、それぞれが兼用になっているものも、たくさんあります。例えば、1本半物で、継ぎを1本減らすと1本物として使えるといったぐあいです。
はじめてなら、「万力」と呼ばれる「竿掛け」とセットにした道具で3000円以下で十分です。長さは、1本物と兼用できる1本半がいいですね。1本半で、自重の軽いカーボン竿なら18尺ぐらいまで使えます。
へらぶな釣りの特徴が最もよく現れているのがウキです。素材はクジャクの羽がほとんどです。以前は発泡スチロールやバルサなどもありましたが、今ではほとんど姿を消してしまいました。ごく一部に、カヤを素材にしたものが残っています。
さらに、浮きの上部に付けられているTOP(トップ)と呼ばれている目盛もヘラウキの特徴で、オレンジや黄色などの見やすい色が使われています。
アタリの小さいへらぶな釣りでは、ウキの感度が重要視されます。冬季には、ほんの1mmか2mm動いたようなアタリで釣れてくる事も多いので、こんなに細かい目盛が付くようになりました。
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【精進湖のボート釣り】 野釣りでは、釣り堀などより長い竿を使用します。6m以上の長い竿を使用する時もあります |
【へらぶなウキ】 メモリが色分けされています。ボディの部分は孔雀の羽でできているものが主流です |
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【みのわだ湖】 釣りやすいように桟橋が設けられています |
【横利根川】 横利根川はかつては日本一の人気釣り場でした。 |
