これからはじめるへら鮒釣り 【2】 植物性プランクトンを主食とするへらぶな釣りには、練りエサを使います。この練りエサがとても重要になります。
へらぶな用のエサを釣具店で見ると、実に多種類のエサが出ていることに驚かれると思います。200〜300種類ほどのエサが市販されているのではないでしょうか。
エサの内容も、基本になる「麩」を原料にしたものから、ペレット、グルテン、トロロ、ウドン、角麩、果てはタピオカなどまで登場します。このエサにさらに、ビタミン入り、クロレラ入り、ニンニク配合、アミノ酸配合などとなると、もう普通の人には選びようがありません。昔は、バナナ入りグルテンやチョコレート入り、などもありました。SBのカレー粉をエサに入れるのが流行った時などは、釣り場全体がカレー臭くなりました。
1 バラケ
へらぶなを寄せるためのエサで、名前の通り水中で溶けて(バラケて)周囲にいるへらぶなを集めるのが目的です。
へらぶなの練りえさは、固い←→柔らかい、重い←→軽い、粘る←→バラケるの3種類の特徴をうまくその日の状況に合わせる事が大切です。そして、この「エサ合わせ」という作業がへらぶな釣りの面白さでもあり、難しさでもあるのです。
例えば、固くて、重く、バラケるエサもありますし、柔らかくて軽く、粘るエサもあります。どの項目をいぢってその日のへらぶなのご機嫌に合わせていくかが、腕の見せ所です。
ベテラン釣り師になると、バックの中に10種類を超えるエサを持っていく人もいますが、最初は単品で使えるエサで、固い←→柔らかいを調節しながら釣ってみるのがおすすめです。
最初から、あまりエサに気を遣いすぎると釣り自体がつまらなくなってしまいます。
2 食わせ
へらぶな釣りの仕掛けには、通常ハリが2本ついています。多くの場合は、上のハリがバラケ、下のハリが食わせエサになります。
とはいっても、両ダンゴの釣りなどでは、明確にバラケと食わせの区別があるわけではなく、どちらのハリにも魚がかかってきます。
しかし、ハリスの長さやへらぶなの摂餌の関係でしょうか、下バリにハリ掛かりすることが多いので、意識的に下バリの餌を少し粘り気味にしたり、小さくしたりもします。
人によっては、同じ麩系のエサで、バラケと食わせを別々に作る人もいますが、あまりおすすめできません。両ダンゴの釣りでは、上下同じエサで、手でエサを揉む回数などで食わせとバラケを区別したほうが効率のいい釣りができます。
グルテンやウドンエサ
魚の活性が鈍い冬季を中心に活躍するのが、ウドンやグルテンエサです。
どちらも特徴はバラケエサと違い「待ちが」効くことです。バラケエサでは、エサが自然に溶けてしまいますが、ウドンやグルテンエサはいつまでもハリに付いています。ですから冬季の動きの鈍い魚がハリを口に入れるまで、じっくりと待つことが出来るのです。
しかし、ウドンもグルテンもそれだけでは、魚を寄せる効果が低いので、一方のハリにはバラケをつける場合がほとんどです。そして、このバラケの具合によって釣れ具合が大きく違ってきます。
へらぶな釣りの仕掛けは、竿先につけるチチワの部分から、ウキ止め、オモリ、ヨリモドシ(輪環を使う場合もあります)、ハリス、ハリ(2本バリが基本です)が、基本になります。
この仕掛けを、釣り方や釣り場の状況に合わせて変えて行きます。
例えば、根掛かりの多いところや、魚がかかったときに近くの障害物に持ち込まれてしまうようなことが多い場所では、1本バリにしたりします。また、釣堀のカッツケ釣りなどで魚の寄りが激しいときにもスレ(魚の口以外にハリがかかること)を避けるために1本バリにすることもあります。
|
|
|
【ダイワへらエサ本舗】 初心者からベテランまで使いやすいへらぶな用のエサが、ダイワへらエサ本舗のエサです。写真はバラケ、ダンゴ用の麩を使用した基本的なエサです。 |
【マルキュー】 へらぶなエサの老舗、マルキューのへらぶな用ダンゴエサです。写真の3品はどれも定評のあるエサで、ベテランの人にも愛用されています。 |
|
|
|
【ダイワへらエサ本舗】 タピオカのウドンやペレットを特殊加工したエサです。少しへらぶな釣りに慣れてくると、右側の2種類は定番ともいえるエサになるはずです。他のエサとブレンドして使います |
【マルキュー】 ビン詰めのウドンエサやトロロ、グルテンエサです。ウドンとグルテンは主に冬季を中心に活躍、トロロ系のエサは夏によく使用します。トロロやグルテンはブレンドとしても使えます |
